国民民主党は10日、第206回特別国会招集にあたっての両院議員総会を開催した。
会議冒頭の挨拶で玉木雄一郎代表(衆議院議員/香川2区)は「先の衆議院議員選挙で我々が掲げる『改革中道』、『対決より解決』の路線に期待が寄せられていることが確信できた。新人議員のみならず全議員が改めて国民の声をしっかりと聞き、慢心せず、与えられた役割に責任を持って取り組むことが大切だ」と激励した。その後、榛葉賀津也幹事長(参議院議員/静岡県)が新しく当選した議員を紹介した。また、10日に行われる首班指名において、党代表の「玉木雄一郎」を指名することも確認された。
玉木代表は終了後記者団の取材に応じ「5人の新しい仲間が加わり、大変活気のある新しいスタートを切ることができた。特に衆議院は11名中4名が新人議員で、非常にフレッシュな体制ができた。国民民主党が選挙で訴えた「改革中道」、そして「対決より解決」、この姿勢をしっかりと党の文化として更に育んでいきたい」と述べたうえで、「選挙で掲げた公約、特に喫緊の課題であるガソリン価格の高騰に対する対応などについては、各党各会派に呼びかけながら、臨時国会にも法案を提出し、成立を速やかに諮りたい。とにかく政策本位で、与野党関係なく、各党各会派に呼びかけながら政策実現を図っていく。そういう新しい党のスタイルをこれからも進め、今までの何でも反対する野党、何でも賛成する与党という単純な構図ではない、国民のための国会というものを実現できるように頑張っていきたい」と国会に臨む決意を語った。